マヌカハニーの説明でよくみるUMFとは?5、10、15の違い
高い殺菌効果で風邪予防などに最適なマヌカハニー。
「よし購入してみよう!」
と思って商品説明を読むと、
「UMF5+でこの価格なのは○○だけ!」
のように現れるUMFの文字。
…UMF5+って何?
UMF10とかUMF15とかもあるの??
って疑問満載なりますよね。
UMFとは何なのか?
UMFの意味や、購入するときにオススメな数値について解説します。
マヌカハニーの説明でよくみるUMFとは?
マヌカハニーを選ぶときの参考にしたいUMFという表示。
UMFは一言でいうと、マヌカハニーの品質を表すための規格です。
UMFはそれぞれ「ユニーク・マヌカ・ファクター」の頭文字をとっています
(Unique Manuka Factor)。
マヌカハニーが持つ殺菌力のレベルをUMFの数字で表しています。
数値には大きく分けてUMF5+、10+、15+、20+などがあり、数値が大きいほど殺菌作用が高いことを意味します。
ちなみに、「+」は「以上」を意味しています。10+であれば、10以上、15未満の値ですよといった意味になります)
数字が大きければ大きいほど濃密なマヌカハニーとなるので、希少性や値段も高くなります。
UMF10+以上のものは世界中のマヌカハニーの15%程度しか流通していません。
さらにUMF20+になると、世界の1%程度しか出回っていない希少種となります。
そんな希少なUMF10+以上のものはニュージーランドでは医療用途にも使われています。
UMFの数値の意味は?
UMFの数値が大きいほどマヌカハニーの抗菌作用が高くなります。
UMFの数値は、オキシドールなどの消毒液に含まれるフェノール溶液の濃度と同じ値を指しています。
例えばUMF10+の表記ならば、濃度10%の消毒液とほぼ同等の殺菌力を持つということ。
一般的な消毒液の濃度は3%程度なので、UMF10+は一般的な消毒液よりも殺菌力がかなり高いことになります。
UMFは消毒液と比較して決めた数値なの?
消毒液と比較した理由は、UMF誕生の逸話にさかのぼります。
時は1998年。
マヌカハニー研究の第一人者であるピーター・モラン博士は、マヌカハニーに高い殺菌力があることを発見しました。
しかし当時は、
「なぜマヌカハニーにのみ強い殺菌力があるのか。」
の理由を解明できませんでした。
マヌカハニーに殺菌力があることを学会発表するには、どのくらい殺菌力が高いのかを表すために比較対象が必要です。
殺菌力が高い!と言うだけでは信ぴょう性がないですからね。
そこで目をつけたのが消毒液。殺菌といえば消毒液。
分かりやすく消毒液の殺菌力とマヌカハニーの殺菌力を比較することにしました。
そのときに使われた数値がUMFです。
したがって、
UMFの数値=消毒液の殺菌力
となっています。
しかし、当時の殺菌力の正体がわかっていない中で教授が「えいや!」で消毒液と比較して決めた値なので、現在では誤差が大きい測定方法とも言われています。
とはいえ、その後考えられた誤差の小さい基準であるMGOという規格と比較した場合に言われることなので、UMFもある程度の殺菌力の目安には使えます。
UMFの規格が今でも使われている理由
マヌカハニーの殺菌作用を発見した当時の基準であるUMFが今でも使われているのはなぜでしょうか。
殺菌力が高いことが分かったマヌカハニーは、その希少性と人気の高さから粗悪品や偽物も出回るようになりました。
原産国であるニュージーランドでは、正規商品を守るためにマヌカハニーの品質を均一にする必要がでてきます。
そこで政府はマヌカハニーメーカー各社を集めてUMFマヌカハニー協会を発足し、品質を厳格に管理することにしました。
↑UMFマヌカハニー協会のロゴマークです。蜂の巣をデザインしています。
協会はマヌカハニーの成分量を調査するだけでなく、収穫量や出荷量などまで厳格に管理しています。
その公正さから信頼できる認定機関といわれるようになったため、今ではUMFマヌカハニー協会に135社が加盟しています(2019年3月時点)。
さらに、商品にUMFを表記できるのは、UMFマヌカハニー協会の厳しい認定を受けた製品だけ!
そのため、UMF表記の有無は、偽物と本物を見分ける一番簡便かつ正確な方法です。
UMF表記があれば品質は協会のお墨付きというわけです。
せっかくよい効果を期待して数千円もする高価なマヌカハニーを買っても、それが偽物だったら目も当てられません。
マヌカハニーを購入するときは、ニュージーランド政府のお墨付きであるUMF表記があるものを選択して購入しておけば安心ですね。
UMFの数値は5、10、15、20のどれがよいの?
UMF5~20のどの数値を選ぶかは、購入する理由によりけりです。
マヌカハニーは、UMFの数値が大きくなるにつれ、
・殺菌効果 大
・価格 高
・薬っぽい味 大
となっていきます。
また、マヌカハニーのもつ効能を得るには、
毎日スプーン1杯程度を継続して食べることが大事
と言われています。
「どうせ買うなら数値の高いものを!」
と、例えばUMF20を買った場合、
■毎日継続するには値段が高くなるし、
■薬っぽい独特な味にどうしても慣れられない、
⇒ 結局食べずに棚の奥で埃かぶってしまう…
なんてことになるともったいないです。
UMF5+以上であれば十分消毒液以上の効果が期待できます。
そのため、風邪予防などの健康維持程度であれば、UMF5で十分とも言われています。
ただ、個人的にはUMF5 は気休め程度な気もします。
(食べないよりはマシ…かも?なレベル)
「マヌカハニーの効果すごい!」といった目に見えた効果を感じたいのであれば、
個人的にはUMF10+以上の物がおススメです。
UMF以外にもMGOという表記の仕方もあります。それぞれの違いをこちらにまとめました。